8日後場は日経平均株価が、前週末比625円06銭高の4万3643円81銭と大幅に3日続伸。TOPIX(東証株価指数)は同32.89ポイント高の3138.20ポイントと上昇した。TOPIXは8月18日の取引時間中の史上最高値を塗り替えたほか、同日の終値ベースの史上最高値(3120.96ポイント)を約3週間ぶりに更新した。きのう7日、石破茂首相が自民党総裁の辞任を表明。ポスト石破を巡り、財政拡張策や新たな連立への期待などで、朝方から幅広い銘柄が物色された。日経平均は午前10時52分に、同819円85銭高の4万3838円60銭まで上げ幅を拡大。8月19日の取引時間中の史上最高値(4万3876円42銭)に迫った。ただ後場に入ると、戻り待ちの売りに上値が重く、もみ合い商状が続いた。
東証プライム市場の出来高は19億4793万株、売買代金は4兆4989億円。騰落銘柄数は値上がりが1258銘柄と8割に迫った一方、値下がりは289銘柄で、変わらずは72銘柄だった。
業種別では、全33業種のが上昇した。アシックス、任天堂などのその他製品株や、三井不、菱地所などの不動産株が上昇。住友電工、フジクラなどの非鉄金属株や、武田薬、エーザイなどの医薬品株も高い。コマツ、菱重工などの機械株や、ソニーG、東エレクなどの電気機器株も堅調。大和証G、野村などの証券商品先物株や、日本製鉄、JFEHDなどの鉄鋼株、大林組、清水建などの建設株もしっかりだった。
そのほか、ペプチドリム、ジンズHD、ソシオネクス、マツダ、大阪チタが上昇。半面、エイチームH、日コンクリ、曙ブレキ、日本ハウスH、カナモトなどが下落した。
[ 株式新聞ダイジェスト ] 提供:ウエルスアドバイザー社