27日前場の日経平均株価は、前日比630円78銭高の4万215円36銭と大幅に4日続伸。TOPIX(東証株価指数)も同36.39ポイント高の2841.08ポイントと急伸した。現地26日の米国株式市場では、FRB(米連邦準備制度理事会)に対する利下げ期待が継続し、NYダウ、ナスダック総合指数ともに上昇。米株高を受けて日本株も朝方から買いが先行した。日経平均は取引時間中としては1月27日以来、5カ月ぶりに4万円台に乗せた。その後も堅調な値動きで午前11時29分には、同648円12銭高の4万232円70銭まで上げ幅を拡大。終値ベースの年初来高値(4万83円)を大きく上回っている。
東証プライム市場の出来高は9億3457万株、売買代金は2兆8029億円。騰落銘柄数は値上がりが1023銘柄、値下がりは524銘柄、変わらずは72銘柄だった。
業種別では、全33業種のうち27業種が上昇、6業種が下落した。トヨタ、ホンダなどの輸送用機器株や、日立、ソニーGなどの電気機器株が上昇。住友電工、フジクラなどの非鉄金属株や、OLC、リクルートHなどのサービス株も高い。ディスコ、菱重工などの機械株や、大和証G、野村などの証券商品先物株も堅調。信越化、日ペイントHなどの化学株や、日本製鉄、JFEHDなどの鉄鋼株もしっかり。一方、INPEX、石油資源などの鉱業株や、アサヒ、JTなどの食料品株が安い。
個別では、アドクリ、芝浦、シンフォニア、川重、CKDが上昇。半面、Mエンター、AndDo、メドピア、gumi、フジオフードなどが下落した。
[ 株式新聞ダイジェスト ] 提供:ウエルスアドバイザー社