27日前場は日経平均株価が、前日比644円31銭高の5万203円38銭と大幅に3日続伸。TOPIX(東証株価指数)も同16.48ポイント高の3371.98ポイントと続伸した。現地26日の米国株高を受けて買い優勢の展開となり、日経平均は午前9時39分に、同763円07銭高の5万322円14銭を付けた。その後は、戻り待ちの売りに上値を抑えられたものの、底堅く推移した。ドル・円相場が1ドル=156円台の前半と、朝方の水準から円高方向にある。現地27日の米国株式市場は感謝祭で休場となる。
東証プライム市場の出来高は9億8112万株、売買代金は2兆5105億円。騰落銘柄数は値上がりが953銘柄、値下がりは584銘柄、変わらず65銘柄だった。
業種別では、全33業種のうち19業種が上昇、14業種が下落した。古河電工、住友電工などの非鉄金属株や、アドバンテス、東エレクなどの電気機器株が上昇。TOTO、ガイシなどのガラス土石株や、KDDI、ソフバンGなどの情報通信株も高い。日鉄鉱、INPEXなどの鉱業株や、デンカ、イビデンなどの化学株も堅調。三井住友、みずほなどの銀行株や、洋缶HD、ニッパツなどの金属製品株もしっかり。一方、中外薬、エーザイなどの医薬品株や、出光興産、ENEOSなどの石油石炭株が安い。
そのほか、山口FG、スカパーJ、芝浦、レゾナック、デジタルHDが上昇。半面、ネクセラ、FPパートナ、ライドリC、トーセイ、日シス技術などが下落した。
[ 株式新聞ダイジェスト ] 提供:ウエルスアドバイザー社