3日午前10時12分すぎの日経平均株価は、前日比710円程度高い4万5650円前後で推移する。現地2日の米国市場では、1日に発表された民間の雇用統計が市場予想平均を下回ったことによる利下げ期待感が継続。政府機関の閉鎖で、3日発表予定だった9月雇用統計は先送りされるとみられるものの、NYダウは3日連続、ナスダック総合指数は8日ぶりに終値ベースの史上最高値を更新した。日本株も、米国株高を追い風に買いが先行し、午前10時11分には同771円17銭高の4万5707円90銭を付けるなど、堅調な値動きが続いている。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、2日の大阪取引所清算値比25円高の4万5095円だった。
業種別では、全33業種のうち30業種が上昇、3業種が下落している。日立、ソニーGなどの電気機器株や、NTT、ソフバンGなどの情報通信株が上昇。東電力HD、関西電などの電気ガス株や、楽天グループ、リクルートHなどのサービス株も高い。帝人、東レなどの繊維株や、SUMCO、三和HDなどの金属製品株も堅調。JPX、オリックスなどのその他金融株や、三菱UFJ、三井住友などの銀行株もしっかり。一方、INPEX、石油資源などの鉱業株や、住友電工、フジクラなどの非鉄金属株、良品計画、ファストリテなどの小売株が安い。
そのほか、キオクシア、アステリア、スカパーJ、ルネサス、一工薬が上昇。半面、gumi、F&LC、メガチップス、クスリアオキ、ユニオンツルなどが下落している。
東京外国為替市場では午前10時12分時点で、ドル・円が1ドル=147円台の半ば(2日は147円07−11銭)、ユーロ・円が1ユーロ=172円台の後半(同172円81−85銭)で取引されている。
[ 株式新聞ダイジェスト ] 提供:ウエルスアドバイザー社