26日午前10時すぎの日経平均株価は、前日比730円程度高い4万9390円前後で推移する。午前9時59分には、同734円05銭高の4万9393円57銭を付けている。現地25日の米国株式市場では、米9月小売売上高が季節調整済みで前月比0.2%増と、市場予想平均の同0.4%増に届かなかった。個人消費の失速が警戒されたことで、利下げへの期待感が高まり、NYダウ・ナスダック総合指数は3日続伸した。東京市場も米国株高を受けて買いが先行、その後も堅調な値動きとなっている。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、25日の大阪取引所清算値比545円高の4万9145円だった。
業種別では、全33業種のうち32業種が上昇、1業種が下落している。中部電、北海電などの電気・ガス株や、大和証G、野村などの証券商品先物株が上昇。住友電工、フジクラなどの非鉄金属株や、王子HD、北越コーポなどのパルプ・紙株も高い。ダイキン、菱重工などの機械株や、三菱UFJ、三井住友などの銀行株も堅調。大林組、清水建などの建設株や、SUMCO、三和HDなどの金属製品株もしっかり。一方、郵船、商船三井などの海運株が安い。
そのほか、GMO、住友林、東京産、KLab、ギフティが上昇。半面、キオクシア、イビデン、ディアライフ、板硝子、ダイヤHDなどが下落している。
東京外国為替市場では午前10時時点で、ドル・円が1ドル=156円台の前半(25日は156円62−64銭)、ユーロ・円が1ユーロ=180円台の半ば(同180円48−52銭)で取引されている。
[ 株式新聞ダイジェスト ] 提供:ウエルスアドバイザー社