市況(場況)

日経平均は895円高と大幅続伸、終値で1週間ぶりに5万円回復=22日後場

 22日後場は日経平均株価が、前週末比895円18銭高の5万402円39銭と大幅続伸。TOPIX(東証株価指数)は同21.51ポイント高の3405.17ポイントと上昇した。日経平均は終値ベースで15日(5万168円11銭)以来、1週間ぶりに5万円を回復した。現地19日の米国株高や円安を受け買いが先行。前週末の堅調な地合いも継続し、日経平均は午前10時38分に、同1083円67銭高の5万590円88銭まで上げ幅を広げた。その後上値が重い場面もみられたが、堅調な値動きとなった。また、為替相場は1ドル=157円台の前半で推移するなど前週末の水準からは円安方向にあることも支えとなったようだ。

 東証プライム市場の出来高は20億8310万株、売買代金は5兆141億円。騰落銘柄数は値上がりが771銘柄、値下がりは780銘柄と拮抗、変わらずは54銘柄だった。

 業種別では、全33業種のうち17業種が上昇、16業種が下落した。住友電工、フジクラなどの非鉄金属株や、アドバンテス、東エレクなどの電気機器株が上昇。ディスコ、ダイキンなどの機械株や、INPEX、K&Oエナジなどの鉱業株も高い。AGC、特殊陶などのガラス土石株や、出光興産、ENEOSなどの石油石炭株も堅調。トヨタ、ホンダなどの輸送用機器株や、三菱UFJ、みずほなどの銀行株もしっかり。一方、JR東日本、JR東海などの陸運株や、JAL、ANAなどの空運株が安い。

 そのほか、KOKUSA、サムコ、芝浦、洋エンジ、マイクロニが上昇。半面、FPG、西武HD、JIA、西松屋チェ、メタウォータなどが安い。
[ 株式新聞ダイジェスト ] 提供:ウエルスアドバイザー社

ウエルスアドバイザー社

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