17日午前10時すぎの日経平均株価は、前日比90円程度安い4万4810円前後で推移する。午前9時19分には、同290円20銭安の4万4612円07銭を付けている。現地16日の米国株式市場は、17日に公表されるFOMC(米連邦公開市場委員会)の金融政策を確認したいとして積極的な売買が限られるなか、NYダウが反落、ナスダック総合指数は7日ぶりに反落。日本株も米株安に加え円高に振れていることもあり、利益確定売りが先行した。売り一巡後は、押し目買いに下げ渋る動きにあるもよう。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、16日の大阪取引所清算値比135円安の4万4505円だった。
業種別では、全33業種のうち32業種が下落、1業種が上昇している。東電力HD、関西電などの電気ガス株や、MS&AD、第一生命HDなどの保険株が下落。大和証G、野村などの証券商品先物株や、日本製鉄、JFEHDなどの鉄鋼株も安い。アシックス、任天堂などのその他製品株や、住友電工、フジクラなどの非鉄金属株も軟調。中外薬、第一三共などの医薬品株や、東レ、ゴルドウインなどの繊維株も弱い。一方、INPEX、石油資源などの鉱業株が高い。
そのほか、プロレドP、KLab、TBASE、パーク24、井関農が下落。半面、ティラド、カルビー、KOKUSA、東エレク、メドレーなどが上昇している。
東京外国為替市場では午前10時時点で、ドル・円が1ドル=146円台の半ば(16日は146円88−90銭)、ユーロ・円が1ユーロ=173円台の後半(同173円24−28銭)で取引されている。
[ 株式新聞ダイジェスト ] 提供:ウエルスアドバイザー社