8日後場は日経平均株価が、前週末比90円07銭高の5万581円94銭と反発。TOPIX(東証株価指数)も同21.75ポイント高の3384.31ポイントと上昇した。日経平均は朝方から買いが先行し、寄り付き直後の午前9時00分には、同186円18銭高の5万678円05銭を付けた。その後、アドバンテスや東エレクなどの半導体関連株の上昇をリードしていた銘柄がさえず、下げ転換する場面もみられた。後場に入り現地9日から10日にかけて開催されるFOMC(米連邦公開市場委員会)を控え、積極的な売買は限られた。ドル・円相場は1ドル=155円20銭台と、やや円安方向で推移した。
東証プライム市場の出来高は19億5404万株、売買代金は5兆191億円。騰落銘柄数は値上がり1267銘柄、値下がりは283銘柄、変わらず59銘柄だった。
業種別では、全33業種のうち27業種が上昇、6業種が下落した。住友電工、フジクラなどの非鉄金属株や、三井不、菱地所などの不動産株が上昇。大林組、清水建などの建設株や、伊藤忠、三菱商などの卸売株も高い。三菱倉、三井倉HDなどの倉庫運輸株や、王子HD、日本紙などのパルプ・紙株も堅調。JR東日本、JR東海などの陸運株や、大和証G、野村などの証券商品先物株もしっかりだった。一方、7&iHD、イオンなどの小売株や、三菱UFJ、三井住友などの銀行株が下落した。
そのほか、UMCエレ、フォーカス、日本新薬、KLab、月島HDなどが上昇。半面、Wスコープ、大阪チタ、サンウェルズ、竹内製作、日本空調が下落した。
[ 株式新聞ダイジェスト ] 提供:ウエルスアドバイザー社