26日前場は日経平均株価が、前日比946円05銭高の4万9605円57銭と大幅続伸。一方、TOPIX(東証株価指数)は同60.36ポイント高の3351.25ポイントと3日ぶりに反発した。現地25日の米国株式市場では、米9月小売売上高が季節調整済みで前月比0.2%増と、市場予想平均の同0.4%増に届かなかった。個人消費の失速が警戒されたことで、利下げへの期待感が高まり、NYダウ・ナスダック総合指数は3日続伸。東京市場も米国株高を受けて買いが先行した。半導体関連株を中心に堅調な値動きとなり、午前11時6分には、同1058円90銭高の4万9718円42銭を付けた。その後も高値圏で前場の取引を終えている。
東証プライム市場の出来高は11億3792万株、売買代金は2兆8983億円。騰落銘柄数は値上がりが1413銘柄と9割に迫る一方、値下がりは154銘柄だった。変わらずは44銘柄。
業種別では、全33業種のうち31業種が上昇、2業種が下落した。大和証G、野村などの証券商品先物株や、中部電、北海電などの電気・ガス株が上昇。三菱UFJ、三井住友などの銀行株や、NTT、ソフバンGなどの情報通信株も高い。中外薬、第一三共などの医薬品株や、INPEX、石油資源などの鉱業株も堅調。ダイキン、菱重工などの機械株や、伊藤忠、三菱商などの卸売株もしっかり。一方、郵船、商船三井などの海運株や、日本製鉄などの鉄鋼株が下落した。
そのほか、M&A総研、GMO、KLab、ギフティ、F&LCが上昇。半面、キオクシア、ディアライフ、イビデン、フィットE、ツルハHDなどが安い。
[ 株式新聞ダイジェスト ] 提供:ウエルスアドバイザー社