22日前場は日経平均株価が、前週末比973円55銭高の5万480円76銭と大幅続伸。TOPIX(東証株価指数)も同28.41ポイント高の3412.07ポイントと上昇した。日経平均は午前10時38分に、同1083円67銭高の5万590円88銭を付けた。取引時間中としては16日以来、約1週間ぶりに5万円を回復。現地19日の米国株式市場では、FRB(米連邦準備制度理事会)による利下げが来年も続くとの見方が継続し、NYダウとナスダック総合指数が続伸。東京市場も、米国株高や日銀の金融決定会合後に進んだ円安もあり、買いが先行した。その後も、ハイテク株を中心に戻り待ちの売りを吸収する格好で堅調に推移した。ドル・円相場は1ドル=157円台の半ば(前週末19日は156円73−75銭)で推移している。
東証プライム市場の出来高は10億9358万株、売買代金は2兆6527億円。騰落銘柄数は値上がりが771銘柄、値下がりも771銘柄で同数。変わらずは61銘柄だった。
業種別では、全33業種のうち20業種が上昇、13業種が下落した。住友電工、フジクラなどの非鉄金属株や、日立、アドバンテスなどの電気機器株が上昇。出光興産、ENEOSなどの石油石炭株や、ディスコ、ダイキンなどの機械株も高い。AGC、特殊陶などのガラス土石株や、三菱UFJ、みずほなどの銀行株も堅調。INPEX、K&Oエナジなどの鉱業株や、トヨタ、ホンダなどの輸送用機器株もしっかり。一方、JR東日本、JR東海などの陸運株や、JAL、ANAなどの空運株が安い。
そのほか、KOKUSA、キオクシア、サムコ、マイクロニ、野村マイクロが上昇。半面、JIA、KLab、西松屋チェ、西武HD、ADワークスなどが下落した。
[ 株式新聞ダイジェスト ] 提供:ウエルスアドバイザー社