東レは26日、サノダインセラピューティクス(東京都中央区)と、同社が末梢神経障害および神経障害性疼痛(とうつう)の治療薬として開発中の「TRK−750(東レ開発番号)」について、全世界を対象とした開発・製造・販売権に関する独占的ライセンス契約を締結したと発表した。
末梢神経障害は、帯状疱疹(ほうしん)や糖尿病、抗がん剤投与などにより起こる単一または複数の末梢神経(手足を動かす運動神経、感覚を伝達する感覚神経、内臓などの働きを制御する自律神経)の機能障害の総称。今後はサノダインが開発番号「SNT−001」として研究開発を継続する。今回の契約に基づき、サノダインは、同社に対して契約一時金および開発段階に応じたマイルストーンを支払う。また、販売後は販売額に応じたマイルストーンおよびロイヤルティーを支払うとしている。
26日の終値は、前日比23.1円高の1014円。
[ 株式新聞ダイジェスト ] 提供:ウエルスアドバイザー社