菱重工は16日、同社グループのMitsubishi Heavy Industries Asia Pacific(MHI−AP)および三菱商と共同で、22年にシンガポール陸上交通庁から受注した、シンガポール北東部を走る全自動無人運転車両システム「センカン・プンゴルLRT」の輸送力増強プロジェクトにおいて、最初の車両を引き渡したと発表した。
新車両は、通常は1両ごとに設置される信号機器などを、2両で1セットにしたことで、搭載する機器を最適化した。また、車内の運転台には、各機器を設定できるタッチパネルを搭載。さらに、走行時の車両情報を常時蓄積し、そのデータを活用することでメンテナンスやトラブルシュートの迅速化を図るなど、運行事業者からのさまざまな改善要望に対応したという。
17日終値は、前日比53円安の3237円。
[ 株式新聞ダイジェスト ] 提供:ウエルスアドバイザー社