5日の東京外国為替市場で、ドル・円は1ドル=148円台前半で推移している。朝方発表の7月毎月勤労統計で実質賃金が7カ月ぶりに増加に転じたことから日銀による利上げ観測が高まり、ドル売り・円買いが先行した。一方、「5・10日(ごとおび)」に伴う国内輸入企業によるドル買い・円売りが観測され、ドル・円の下値は限られた。売り買いが一巡すると、持ち高調整のドル買い・円売りなども支えになり下げ渋ったが、今晩の米8月雇用統計や、国内政局を見極めたいとして様子見ムードも強く、動意薄の展開となった。
[ 株式新聞ダイジェスト ] 提供:ウエルスアドバイザー社
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