IHIが10日午後1時に発表した今3月期第3四半期(昨年10−12月)決算は、連結営業利益が前年同期比26%増の331億円となった。
第3四半期累計(昨年4−12月)の営業利益は1025億円でほぼ前年同期並み。民間向け航空エンジンのアフターパーツの売上が堅調に推移した一方、整備費用の増加やエネルギー関連事業の一部海外案件の採算悪化が逆風になった。通期計画(営業利益1600億円、前期比12%増)は据え置いた。
4−12月の受注高は資源・エネルギー・環境部門が原子力分野を中心に前年同期比96%増の5092億円に急拡大した。半面、航空・宇宙・防衛部門は同13%減の4164億円にとどまった。全体では1兆3648億円(同12%増)となり、昨年11月時点の通期予想(1兆8500億円)に対する進ちょく率は74%となった。
この日は衆院選での自民党の大勝を好感する流れから防衛株は全般的に値上がりしており、IHIも前場は上場来高値(調整後)の4680円(前日比392円高)を付けていた。1時に決算発表後の初動は売りが優勢となり、4318円(同30円高)まで値を消した。ただ、堅調な受注動向が材料視され、売り一巡後は再び騰勢を強めた。4698円(410円高)まで上伸して高値を更新した。
10日の終値は、前日比212円高の4500円。
[ 株式新聞ダイジェスト ] 提供:ウエルスアドバイザー社