ドラッグストア大手のマツキヨココカラ&カンパニーが急騰し、年初来高値を更新、前日比311.5円高となる2991.5円を付けた。9日引け後、25年3月期決算と26年3月期の業績予想に加え、新たな自社株買いや新中期経営計画を発表した。
25年3月期の連結EBITDA(営業利益+減価償却費およびのれん償却額)は1047億円(前期比6.7%増)となった。カテゴリーは化粧品を中心に伸長した。26年3月期のEBITDAは1085億円(前期比3.6%増)を見込む。配当予想は中間、期末とも23円の計46円とし、前期から2円の増配を計画している。
また同社は、570万株(自己株を除く発行済株式総数の1.41%)の自社株買い枠を設定し、きょう12日午前の東証の自己株式立会外買付取引(ToSTNeT−3)で約540万株を取得した。また、31年3月期を最終年度とする新中計では、最終年度の経営目標として、連結売上高1兆3000億円(25年3月期実績は1兆616億円)、ROE(自己資本当期純利益率)12%以上(同10.6%)、配当性向50%(同32.9%)などを掲げた。
12日の終値は、前週末比294円高の2974円。
[ 株式新聞ダイジェスト ] 提供:ウエルスアドバイザー社