大王製紙が変わらずを挟んで5日続伸、35円高の931円を付けた。14日午後1時、26年3月期第2四半期累計(25年4−9月)の連結決算を発表。最終損益が黒字に転換し、好感された。
第2四半期累計の決算は、売上高が3193億5800万円(前年同期比4.3%減)、最終損益は43億8500万円の黒字(前年同期は34億6700万円の赤字)に転換した。売上高はホーム&パーソナルケア海外事業における構造改革の影響などにより減収となったが、営業利益・経常利益は構造改革による固定費が低減。在外子会社株式の売却損失見込額が想定よりも縮小し、事業構造改善引当金戻入額として特別利益に計上したことなども織り込んだ。
26年3月期の業績予想は、売上高6700億円(前期比0.2%増)、最終損益50億円の黒字(前期は111億9700万円の赤字)を据え置いている。
14日の終値は、前日比35円高の931円。
[ 株式新聞ダイジェスト ] 提供:ウエルスアドバイザー社