日立製作所は14日、顧客の課題解決や持続的な成長に貢献する価値の創出を目指して、Lumada3.0の現場適用を強化するエッジAI技術を開発したと発表した。
同社によると同技術は、画像・音・振動など多様なセンサーデータの処理を1つの半導体チップに高密度に集積し、省電力かつコンパクトな実装を実現した。さらに、先端システム技術研究組合(RaaS)が提供する設計試作環境を活用することで、同程度の処理速度のAI半導体と比較して消費電力を約10分1に抑えることに成功。それにより、電源供給や設置スペースに制約のある現場でも、エッジAIによるリアルタイムデータ解析が可能となり、設備の安定稼働や生産性向上、品質管理の高度化を実現するという。
14日の終値は、前週末比152円安の4262円。
[ 株式新聞ダイジェスト ] 提供:ウエルスアドバイザー社