ジェイドグループが急騰、242円高の1537円を付けた。15日引け後、民事再生手続き中のロイヤル(愛知県名古屋市)と、民事再生支援に関するスポンサー契約を締結したと発表、材料視された。
ファッション小物販売を手がけるロイヤルは、25年5月27日、円安による仕入れコストの増加や、積極的な設備投資による借入金負担の増加などが経営を圧迫したことを主要因とし、東京地裁に民事再生法の適用を申請した。同社は、ロイヤルの事業存続のパートナーとして紹介を受け、同社プラットホームを活用することによるロイヤル支援で協議を重ねてきた結果、スポンサー企業として再生支援に携わることが再建に資すると判断した。ただ、今回のスポンサー契約の成立は監督委員の同意を得ることが条件で、スポンサー契約に基づく新設分割および株式譲渡の効力発生は、民事再生法第41条第1項および第42条第1項に基づく裁判所の許可を受けていることが条件となっているという。
同時に発表した26年2月期第2四半期累計(25年3−8月)の連結決算は、売上高が89億1400万円(前年同期比6.3%)、営業利益は10億900万円(同96.4%増)だった。
16日の終値は、前日比224円高の1519円。
[ 株式新聞ダイジェスト ] 提供:ウエルスアドバイザー社