米マイクロソフトのライセンス・関連機器などを手掛ける日本ビジネスシステムズ(日ビジネス)が年初来高値を更新、前日比181円高となる1592円を付けた。18日引け後、東証スタンダード市場から東証プライム市場へ上場市場区分変更に加え、25年9月期の配当予想の増額を発表し、買い材料視された。
同社は、東証プライム市場への市場区分変更が承認されたことを発表。ESOP信託(信託型の従業員インセンティブ・プラン)の導入と自己株式処分による株式売出し受渡期日(9月3−8日までのいずれかの日)をもって、上場市場区分を変更する。これにより、期末配当予想を従来の18円(前期実績18円)から23円に引き上げる。記念配5円が上乗せされ、年間配当は40円(前期実績25円)となる。
また、大株主の三菱総研DCSなどが合計230万4400株の株式を売り出すことも発表。売出し価格は8月27日−9月6日までのいずれかの日の終値に0.90−1.00を乗じた価格を仮条件とし、需要状況を勘案した上で決定する。さらに、220万株の自己株式をESOP信託に対して割当することも決めた。
19日の終値は、前日比99円高の1510円。
[ 株式新聞ダイジェスト ] 提供:ウエルスアドバイザー社