富士フイルムホールディングスグループの富士フイルムは2日、胸部CT画像から、異常所見が疑われる領域を性状ごとに分類し、それぞれの大きさを算出することで、間質性肺疾患の診断を支援する「間質性肺疾患解析ソフトウェア」を3日から発売すると発表した。
今回発売する「間質性肺疾患解析ソフトウェア」は、間質性肺疾患の診断を支援するソフトウエア。胸部CT画像から肺の解剖学的構造(肺野、血管、気管支)を識別したうえで、画像特徴パターンに基づいて性状(正常、すりガラス影、網状影、コンソリデーション、蜂巣肺、透過性亢進肺)を自動で分類し、同時にそれぞれの大きさや割合を自動的に算出する。また、異常所見の分布を詳細に確認できるよう、肺野を肺葉ごとに分割し、各領域における異常所見の大きさや割合を表示する。さらに、同一患者の過去の検査画像と現在の検査画像を並べ、性状別や領域別のデータを切り替えながらグラフ表示することで、進行状態を確認できる機能も備えているという。
2日の終値は、前日比9円安の3049円。
[ 株式新聞ダイジェスト ] 提供:ウエルスアドバイザー社