デンソーは25日、JERA(東京都中央区)と、JERAの新名古屋火力発電所(愛知県名古屋市)で、同社が開発したSOEC(固体酸化物形水電解装置)を活用した水素製造実証試験を開始したと発表した。
両社は24年8月から、同社が開発するSOECを用いた高効率水素生成技術の共同開発に着手し、水素製造実証試験の準備を進めてきた。今回、国内初となる火力発電所内での実証を開始。同実証においては、同社の熱マネジメント技術を応用し、SOECから排出される熱量を最小限に抑えることで、世界最高水準の電解効率による水素製造の実現に取り組む。今後は、この実証試験の結果をもとに、SOECの次世代燃料製造装置としての実用化に向けた取り組みを加速し、200kWから数千kWへの電解電力の拡大を目指す。
25日の終値は、前日比12円高の2213.5円。
[ 株式新聞ダイジェスト ] 提供:ウエルスアドバイザー社