株式新聞ダイジェスト

<4日の動意株>コカコーラ、大規模な自社株買いと新中計を好感

 コカ・コーラボトラー最大手のコカ・コーラボトラーズジャパンホールディングスが急反発、前日比367.5円高となる2595.5円を付けた。1日引け後、25年12月期業績の修正に加え、自社株の購入方針と新たな中期経営計画を発表し、買い人気を集めた。

 通期の連結業績について、事業利益(IFRS)を200億円から230億円(前期比90.9%増)に引き上げた一方、税引前損益を176億円の黒字から676億円の赤字(前期は852億円の赤字)に引き下げた。減損テストを実施した結果、881億3500万円の減損損失計上を決めた。第2四半期累計(25年1−6月)の事業損失は15億3500万円の黒字(前年同期は27億9100万円の赤字)だった。

 また同社は、1500万株(自己株を除く発行済株式総数の8.7%)・300億円を上限とする自社株買い枠を設定。取得期間は25年11月1日−26年10月31日までとした。

 新中計では、最終年度となる30年12月期の数値目標として、売上収益を1兆円以上(25年12月期見込は9061億円)、事業利益は過去最高益の約2倍となる800億円以上(同230億円)に設定した。あわせて、期間内の自社株買い累計1500億円、1株配当140−150円などを掲げた。

 4日の終値は、前日比352.5円高の2580.5円。
[ 株式新聞ダイジェスト ] 提供:ウエルスアドバイザー社

ウエルスアドバイザー社

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