非常用放送設備で国内トップシェアのTOAが前日比300円ストップ高の1613円。4日引け後、26年3月期第2四半期累計(25年4−9月)決算に加え、配当予想の増額と長期経営戦略を発表し、買い人気を集めた。
第2四半期累計の連結営業利益は12億5500万円(前年同期比78.2%増)だった。国内のオフィスビルや商業施設、官公庁向けがけん引した。一方、通期予想は営業利益45億円(前期比25.4%増)を据え置いた。
また同社は、期末配当予想を従来の22円から45円(前期実績20円)に引き上げた。中間期の40円とあわせた年間配当は85円(同40円)を予定している。
さらに、長期経営戦略「NEXT100 TOA」を策定。34年度(35年3月期)の連結売上高目標1000億円超(26年3月期見込みは545億円)を掲げた。
[ 株式新聞ダイジェスト ] 提供:ウエルスアドバイザー社