帝人グループの帝人フロンティアは8日、高熱伝導性能を有するグラフェンなどの特殊フィラー(充填剤)と高耐熱樹脂を用いることで、高い放熱性能と塗布面への密着性および、耐久性能を発揮する放熱塗料「ラジエックス」を開発したと発表した。
同社によると開発した「ラジエックス」は、電子機器および、一部の家電や産業機器、自動車部品などの電子機器が搭載された製品に放熱塗料として使用することで放熱のコントロールを実現し、性能低下を抑制、製品寿命を延長させることが期待できるという。今後、塗装面がアルミニウムや銅などの金属である、電子機器や電子機器が搭載された製品向けに販売を開始。売上目標は28年度1億円、30年度には10億円を目指す。
8日の終値は、前日比6円高の1331円。
[ 株式新聞ダイジェスト ] 提供:ウエルスアドバイザー社