防災設備大手の日本ドライケミカルが9750円(前日比780円高)まで買われ年初来高値を更新した。東海東京証券の目標株価引き上げが好感された。
東海東京証は8日付で、日本ドライの投資判断「アウトパフォーム」(3段階中最上位)を継続し、目標株価を9100円から1万1800円に引き上げた。下期(25年10月−26年3月)以降も採算性の良い案件が増加し、良好な受注環境の継続により収益の伸びが続くと指摘。中長期での堅調な業績推移見通しを株価は十分に織り込んでいないとみて、現在の株価水準には割安さが感じられるとした。また、26年3月期もデータセンターの建設増加や、国内半導体工場の建設・完工、首都圏再開発プロジェクトなど新規大型物件の建設案件の増加により、防災設備の良好な受注環境は継続すると予想している。
9日の終値は、前日比360円高の9330円。
[ 株式新聞ダイジェスト ] 提供:ウエルスアドバイザー社