医療従事者向け情報サイトを手掛けるエムスリーが続伸、前日比97.5円高の1883円を付けた。2日引け後、25年3月期決算と26年3月期の業績予想に加え、新たな自社株の購入枠を設定した。
25年3月期の連結営業利益は629億7100万円(前期比2.2%減)だった。新型コロナウイルス関連のプロジェクトが減少した。一方、26年3月期の営業利益は700億円(前期比11.2%増)を見込む。新型コロナ関連の売上はく落影響が少なくなる上、製薬企業のDX(デジタルトランスフォーメーション)需要は拡大する見通し。
また同社は、2000万株(自己株を除く発行済株式総数の2.95%)・200億円を上限とする自社株買い枠を設定。取得期間は26年4月末までとした。
野村証券は決算を受けて、投資判断「Buy」(買い)を継続。目標株価を2960円から2970円に引き上げている。
7日の終値は、前週末比58円高の1843.5円。
[ 株式新聞ダイジェスト ] 提供:ウエルスアドバイザー社