オービスが6日続伸、15円高の1647円を付け、連日で年初来高値を更新した。前週末12日引け後、25年10月期第3四半期累計(24年11月−25年7月)の連結決算を発表。大幅な営業増益で着地し好感された。
第3四半期累計の決算は、売上高が99億6300万円(前年同期比16.0%増)、営業利益が5億5900万円(同24.5%増)だった。ハウス・エコ事業で、大型工事案件が計画通りに終了し、中小型案件も順調に引渡しを完了。売上高の増加に伴う売上総利益の増加に加え、受注時採算性の改善や原価管理の徹底なども寄与した。太陽光発電売電事業は、一部の太陽光発電所でパワーコンディショナーの故障があったものの、発電量の多い4月度に加えて、空梅雨の影響により7月度の日照時間も長かったことから、売電収入は前年同期比で増加した。
25年10月期の業績予想は、売上高128億5300万円(前期比12.3%増)、営業利益6億円(同3.5%増)を据え置き。第3四半期累計決算の通期業績予想に対する進ちょく率は、売上高で77.5%、営業利益で93.2%となっている。
16日の終値は、前週末比13円高の1645円。
[ 株式新聞ダイジェスト ] 提供:ウエルスアドバイザー社