カルナバイオサイエンスは11日、同社が創出した新規脂質キナーゼDGKα阻害剤のプログラムに関連して、導出先である米ギリアド・サイエンシズ(ギリアド社、カルフォルニア州)と共同出願した特許について、特許庁から特許査定を受けたと発表した。
同社はギリアド社と、同社が創製した新規がん免疫療法の低分子阻害薬およびその創薬プログラムの開発・商業化にかかる全世界における独占的な権利を供与する契約を締結している。契約締結時に一時金として2000万ドル(約21億円)を受領したほか、開発状況や上市などの進ちょくに応じて追加的に最大で4億5000万ドル(約630億円)のマイルストーン・ペイメントを受け取ることになり、さらに、同プログラムにより開発された医薬品の上市後の売上高に応じたロイヤルティーを受け取るとしている。
12日の終値は、前日比14円高の362円。
[ 株式新聞ダイジェスト ] 提供:ウエルスアドバイザー社