コマツが続落、291円安の5498円を付けた。29日の午後2時30分、26年3月期の連結業績予想(米国会計基準)を上方修正したが、利益が市場予想の平均に届かず、嫌気された。
26年3月期の業績予想では、売上高を3兆7450億円から3兆8880億円(前期比5.3%減)に、営業利益を4780億円から5000億円(同23.9%減)に引き上げた。前提となる為替レートは、1ドル=140円、1ユーロ=163円、1豪ドル=91.0円に見直した。為替レートが想定よりも円安で推移していたことや、米国関税による影響額および最新の市場見通しを反映した。営業利益の市場予想平均は5480億円程度だった。
第2四半期累計(25年4−9月)の決算は、売上高が1兆8915億8700万円(前年同期比3.9%減)、営業利益が2770億6100万円(同8,7%減)だった。
29日の終値は、前日比239円安の5550円。
[ 株式新聞ダイジェスト ] 提供:ウエルスアドバイザー社