ステラファーマが急騰、53円高の442円を付けた。7日付の日本経済新聞は、同社が東京大学と次世代のがん治療法として期待される「BNCT(ホウ素中性子捕捉療法)」の効果を高める技術を開発したと報じ、材料視された。
同紙によると、治療に使う薬剤ががん細胞に取り込まれて長時間とどまるように改良した。BNCTの対象は現在頭頸部がんに限られるが、すい臓がん治療などを対象とした臨床試験を経て新しい薬剤を実用化できれば、患者の生存率や生活の質を引き上げられる可能性があるという。
BNCTは放射線治療の1種で中性子を使用。正常な細胞も傷つけるために疲労感などの副作用が生じることがあるX線に比べてがんをより狙い撃ちにできるという。
7日の終値は、前日比17円高の406円。
[ 株式新聞ダイジェスト ] 提供:ウエルスアドバイザー社