タカラトミーが3日ぶり急反発、230円高の3430円を付けた。5日引け後、26年3月期第1四半期(25年4−6月)の連結決算を発表。2ケタの増益で着地し好感された。
第1四半期決算は、売上高が594億7900万円(前年同期比11.0%増)、営業利益が45億9700万円(同10.6%増)だった。アメリカズで、米通商政策による不透明感が高まるなか、競争環境の激化もあり、主力のベビー用品の販売が減少するなど、低調に推移。一方、国内において増収増益を確保したほか、欧州でガチャのフィギュアを袋に入れてブラインド(目隠し)で販売する「TWINCHEES(トゥインチーズ)」や農耕車両玩具が好調に推移したことに加え、ベビー用品も伸長。売上高が拡大し、赤字幅が縮小したことも貢献した。
26年3月期第2四半期累計(25年4−9月)の業績予想は、売上高1250億円(前年同期比3.6%増)、営業利益115億円(同7.0%減)を据え置き。第1四半期決算の第2四半期累計の業績予想に対する進ちょく率は、売上高で47.6%、営業利益で40.0%となっている。
6日の終値は、前日比91円高の3291円。
[ 株式新聞ダイジェスト ] 提供:ウエルスアドバイザー社