テレビ東京ホールディングスが急伸、３１０円高の５１１０円を付け，９月２６日の上場来高値５０４０円を大きく更新した。５日引け後、２６年３月期の連結業績予想の上方修正と、期末配当予想の増額を発表し、好感された。
２６年３月期の業績予想で、売上高を１５９０億円から１６４０億円（前期比５．２％増）に、営業利益を９０億円から１１０億円（同４１．２％増）に引き上げた。企業によるＣＭ出稿が引き続き堅調で、子会社テレビ東京の放送事業のスポットＣＭ収入が好調に推移。また、アニメ部門で、海外における「ＮＡＲＵＴＯ」「ＢＯＲＵＴＯ」のスマートフォン向けアプリゲームの権利収入が伸びているほか、配信ビジネス部門も広告付き無料動画配信の広告収入や国内配信権販売が好調なことなどを織り込んだ。期末配当予想は、従来の７５円から８５円（前期実績７５円）に増額し、第２四半期末の１５円（同１５円）と合わせた年間配当は１００円（同９０円）となる見込み。
２６年３月期第２四半期累計（２５年４−９月）の決算は、売上高が７９９億７５００万円（前年同期比８．４％増）、営業利益が７０億６０００万円（同３．５倍）だった。
６日の終値は、前日比２００円高の５０００円。
［ 株式新聞ダイジェスト ］ 提供：ウエルスアドバイザー社
