トランザクションが続伸、15円高の1161円を付けた。8日引け後、25年8月期の連結業績予想を修正。純利益予想を引き上げるとともに、期末一括配当を増額することを明らかにし、好感された。
25年8月期の業績予想で、売上高を279億円から274億5300万円(前期比9.6%増)に減額した一方、純利益は39億1500万円から40億7800万円(同8.4%増)に引き上げた。第3四半期累計(24年9月−25年5月)においては計画通りに業績が推移。ただ、第4四半期(6−8月)において、新製品の開発、販売開始が遅れたことにより製品在庫が減少したことで一部において機会損失などが発生し、売上高は当初見込みに届かないとした。一方、純利益は為替変動の影響を軽減するため保有する米ドル建て債券の利息に加え、一部が償還したことなどから為替差益を計上する。
期末一括配当は、今回の業績予想の修正を踏まえ、従来予想の55円から57円(前期実績39円)に引き上げるとした。
9日の終値は、前日比4円高の1150円。
[ 株式新聞ダイジェスト ] 提供:ウエルスアドバイザー社