ルネサスエレクトロニクスが急落、101円安の1748円を付けた。30日付の日本経済新聞は、同社が新素材を使ったEV(電気自動車)用次世代パワー半導体の生産を断念したと報じ、嫌気された。
同紙によれば、同社ではEV用次世代パワー半導体の生産を当初25年初めにも高崎工場(群馬県高崎市)で開始する予定だったが、EV販売の成長鈍化で市況が悪化。中国の半導体メーカーが同国政府の補助を受けて生産量を増やしており、採算をとることが困難と判断したとしている。
30日の終値は、前日比66円安の1783円。
[ 株式新聞ダイジェスト ] 提供:ウエルスアドバイザー社