医療機器商社のレオクランが前日比300円ストップ高の1321円を付けた。19日引け後、医療機器販売子会社を持つファスキアホールディングス(名古屋市)の買収を発表し、買い人気を集めた。
レオクランは最大約71億円を投じて、ファスキアHDの全株取得を目指す。少なくとも67.7%以上を取得する予定としている。株式譲渡実行日は10月1日となる見通し。
ファスキアHDは傘下に医療機器を扱う複数の事業会社を擁する持株会社で、業績規模(24年8月期)は売上高が約7億円、経常利益が4億円と利益率が高い。対するレオクランの25年9月期の業績予想は売上高225億円、経常利益3億円。のれん代が確定していないため、26年9月期業績に与える影響はまだ精査中だが、「利益面で安定的かつ大きな貢献を見込んでいる」(レオクラン)。
20日の終値は、前日比177円高の1198円。
[ 株式新聞ダイジェスト ] 提供:ウエルスアドバイザー社