三井海洋は16日、ノルウェーの燃料電池システム会社Eld Energyと、同社FPSO(浮体式海洋石油・ガス生産貯蔵積出設備)への燃料電池搭載に向けたSOFC(固体酸化物形燃料電池)パイロットプラントの設計・製造契約を締結したと発表した。
同社によると燃料電池は、従来のガスタービン発電機等の燃焼システムと比べて高効率で発電することができるため、発電による二酸化炭素排出量の低減が期待される。特にSOFCはその作動温度の高さにより、水素以外の燃料を用いることができる利点があるという。今後は随伴ガスを燃料とするFPSOにおける、よりクリーンで高効率な電力確保に向け、SOFCの適用可能性を検証する。
17日終値は、前日比120円高の6640円。
[ 株式新聞ダイジェスト ] 提供:ウエルスアドバイザー社