三菱電機は12日、FA制御機器などの開発・生産を行う名古屋製作所の新城工場(愛知県新城市)で製造する三相モータおよびIPM(内部永久磁石)モータ事業と、タイの三菱電機子会社Mitsubishi Electric Automation (Thailand)が事業展開する産業用モータ、ポンプおよびダイカスト事業を、荏原に譲渡すると発表した。
今回の事業譲渡により同社は、FAデジタルソリューション事業、シーケンサ・サーボ・CNCなどのコアコンポーネント事業へ経営資源の集中投下を図り、FAシステム事業のさらなる成長に注力する。荏原は、産業機械の重要コンポーネントであるモータに関する日本およびタイにおける生産設備などの資産や、設計・開発力、技術ノウハウを取得し、グローバル市場での成長を加速させる。
13日の終値は、前日比9円安の4303円。
[ 株式新聞ダイジェスト ] 提供:ウエルスアドバイザー社