信越化学工業が急落、531円安の4472円を付けた。24日引け後、未定としていた26年3月期の連結業績予想を発表。大幅な減益見通しを示し、嫌気された。
26年3月期業績は、売上高2兆4000億円(前期比6.3%減)、経常利益7000億円(同14.7%減)を予想。生活環境基盤材料事業で、塩化ビニルの需要が弱く値上げが浸透せず苦戦した。7月以降の為替レートは1ドル=140円程度、1ユーロ=160円程度としている。配当は、第2四半期末53円(前期実績53円)、期末53円(同53円)の合計106円(同106円)を見込む。
第1四半期(25年4−6月)決算は、売上高が6285億4900万円(前年同期比5.1%増)、経常利益は1816億2100万円(同17.4%減)だった。
25日の終値は、前日比473円安の4530円。
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