福島県を地盤とする大東銀行が変わらずを挟んで6日続伸、53円高の922円を付け、連日で年初来高値を更新した。前週末26日引け後、同じく福島県を地盤とする東邦銀行が、同行の筆頭株主であるHSホールディングス(東京都港区)から、同社株を譲受する契約を締結したと発表、材料視された。
東邦銀では、両行の主たる営業基盤である福島県において人口減少に歯止めが掛からない中、地域の持続可能性を高めるためには、同じ営業基盤を持つ地域金融機関同士が健全な競合関係を維持しながらも、お互いの強みを生かして連携することが重要と考え、今回の株式取得を決定したという。今後、地域経済の発展および両行の企業価値向上の観点から、関係強化に向けて大東銀と協議を進めていくとしている。
29日の終値は、前週末比32円高の901円。
[ 株式新聞ダイジェスト ] 提供:ウエルスアドバイザー社