島津製作所は31日、グループの島津産機システムズが、小型真空脱脂焼結炉「VHS−CUBE」に、金属種・厚みなどの情報を入力するだけで、3Dプリンターの金属材料による焼結前の造形物について、レシピ(材料ごとに最適な熱処理の時間・温度・圧力など設定データ)を自動的に算出する「自動レシピ生成機能」を開発したと発表した。
「VHS−CUBE」は、タッチパネルのナビゲーションシステムの採用によって操作性を高め「自動レシピ生成機能」の搭載を見据えた脱脂焼結炉。島津産機システムズおよび第一セラモ(滋賀県東近江市)は、引き続き対象となる材料およびレシピの開発に取り組み、MEX(材料押出積層)方式の金属加工技術の高度化および普及に取り組むとしている。
31日の終値は、前日比30円安の3360円。
[ 株式新聞ダイジェスト ] 提供:ウエルスアドバイザー社