帝国通信工業が6日ぶりに反落、41円安の2211円を付けた。27日引け後、子会社において過去数年にわたり不適切な金銭の交付を行う不正行為が判明したと発表、嫌気された。
同社によると、同社子会社の役職員が公務員から不適切な金銭の要求を受け、過去数年間にわたって総額約1400万円の不適切な金銭の交付を行っていたという。今回の不正行為の発生の疑いを受け、独立役員である社外監査役および同社と利害関係のない弁護士を主たるメンバーとする調査委員会を設置したうえ調査を実施し、事実関係の調査や再発防止に向けた取り組みを進めるとともに、調査により判明した不正行為について捜査機関に自発的に申告を行い、捜査に全面的に協力しているという。
28日の終値は、前日比37円安の2215円。
[ 株式新聞ダイジェスト ] 提供:ウエルスアドバイザー社