日本調剤が、29日付けの日本経済新聞に、投資ファンドのアドバンテッジパートナーズが同社を買収する方向で最終調整に入ったと報じられた。
同紙によると、買収総額は1000億円強。処方薬の取り扱いを進めるドラッグストアとの競争で業績が低迷しており、ファンド傘下で立て直しを図るとしている。
同社では午前9時3分、「報道は当社が発表したものではない」とコメント。企業価値向上に向けさまざまな経営戦略上の可能性を検討しており、当該検討の一環として、同社の非公開化に向けた入札プロセスを実施し、候補者との間で協議を行っていることおよび報道内容は概ね事実だが、買収総額含め現時点で同社として決定している事実はないとしている。
29日の終値は、前日比25円安の3355円。
[ 株式新聞ダイジェスト ] 提供:ウエルスアドバイザー社