28日の後場は日経平均株価が、前日比25円17銭高の5万3358円71銭と小幅に続伸。TOPIX(東証株価指数)は同28.10ポイント安の3535.49ポイントと下落した。為替相場が前日に続き大きく円高方向に振れたことから、輸出関連株を中心に業績への影響を懸念した売りが先行した。その後は、底堅く推移するなか、午後3時過ぎオランダの半導体製造装置メーカーASMLが好決算を発表したことを受け、半導体関連が物色された。日経平均は上げ転換し、午後3時4分に173円64銭高の5万3507円18銭を付けた。現地28日にはFOMC(米連邦公開市場委員会)の結果発表や、パウエルFRB(米連邦準備制度理事会)議長の記者会見などを控え、積極的な買いは限られたもよう。為替相場は1ドル=152円60銭台で、足元ではもみ合い。
東証プライム市場の出来高は23億1015万株、売買代金は7兆1197億円。騰落銘柄数は値上がりが185銘柄にとどまった一方、値下がりは1383銘柄と8割を超えた。変わらずは33銘柄だった。
業種別では、全33業種のうち28業種が下落、5業種が上昇した。信越化、富士フイルムなどの化学株や、日産自、トヨタなどの輸送用機器株が下落。アシックス、任天堂などのその他製品株や、中外薬、第一三共などの医薬品株も安い。アサヒ、味の素など食料品株や、SUMCO、三和HDなどの金属製品株も軟調。日本製鉄、JFEHDなどの鉄鋼株や、ニッスイ、マルハニチロなどの水産農林株も弱かった。一方、住友電工、フジクラなどの非鉄金属株や、日鉄鉱、INPEXなどの鉱業株が高い。
そのほか、東電力HD、アステリア、ソシオネクス、伊藤園、稀元素などが下落。半面、冨士ダイス、旭ダイヤ、ユニチカ、一工薬、古河電工が上昇した。
[ 株式新聞ダイジェスト ] 提供:ウエルスアドバイザー社