17日後場の日経平均株価は、前週末比52円62銭安の5万323円91銭と小幅に続落。TOPIX(東証株価指数)も同12.28ポイント安の3347.53ポイントと下落した。現地14日の米国株式市場は、NYダウが続落した一方、ナスダック総合指数は4日ぶりに反発するなどまちまちだった。東京市場では、前週末14日に大幅反落した弱い動きが継続。日中関係の悪化も懸念され、日経平均は午前9時16分に、同530円67銭安の4万9845円86銭と、約1週間ぶりに5万円を割り込んだ。売り一巡後は、売り買いが拮抗し、不安定な値動きとなる場面もみられたが、後場に入り底堅く推移。下げ幅を縮小して取引を終えている。
東証プライム市場の出来高は23億8547万株、売買代金は6兆1873億円。騰落銘柄数は値上がりが618銘柄、値下がりは932銘柄、変わらずは63銘柄だった。
業種別では、全33業種のうち19業種が下落、14業種が上昇した。大和証G、野村などの証券商品先物株、訪日中国人客の減少が意識されたJAL、ANAなどの空運株や、三越伊勢丹、高島屋などの小売株も下落。王子HD、日本紙などのパルプ・紙株や、デンソー、トヨタなどの輸送用機器株も安い。JPX、オリックスなどのその他金融株や、東レ、ゴルドウインなどの繊維株、伊藤忠、三菱商などの卸売株も弱かった。一方、古河電工、フジクラなどの非鉄金属株や、東電力HD、関西電などの電気ガス株が高い。
そのほか、ネットプロテ、アドクリ、Appier、F&LC、CKDが下落。半面、ラックランド、電気興、オーケストラ、サンアスタ、デクセリアルなどが上昇した。
[ 株式新聞ダイジェスト ] 提供:ウエルスアドバイザー社