20日前場は日経平均株価が、前日比663円12銭安の4万2883円17銭と大幅に続落。TOPIX(東証株価指数)も同16.78ポイント安の3099.85ポイントと下落した。現地19日の米国株式市場で、NYダウは小反発したものの、ナスダック総合指数とSOX(フィラデルフィア半導体株)指数が下げたことから、日本株も半導体関連株などを中心に売りが先行。その後は、時間外取引で米株価指数先物が軟調に推移していることも意識されたようだ。日経平均は、午前11時10分に同769円69銭安の4万2776円60銭を付け、取引時間中としては3日ぶりに4万3000円を割り込むなど、利益確定売りに押される展開で前場の取引を終えた。
東証プライム市場の出来高は10億1497万株、売買代金は2兆5603億円。騰落銘柄数は値上がりが668銘柄、値下がりは864銘柄、変わらずは87銘柄だった。
業種別では、全33業種のうち17業種が下落、16業種が上昇した。古河電工、フジクラなどの非鉄金属株や、アシックス、任天堂などのその他製品株が下落。LINEヤフ、ソフバンGなどの情報通信株や、ディスコ、菱重工などの機械株も安い。日立、東エレクなどの電気機器株や、島津製、HOYAなどの精密機器株も軟調。SBI、野村などの証券商品先物株や、ガイシ、特殊陶などのガラス土石株も弱い。一方、INPEX、石油資源などの鉱業株や、キリンHD、JTなどの食料品株が上昇した。
そのほか、洋エンジ、ソシオネクス、アドクリ、セレス、日東紡が下落。半面、アステリア、甜菜糖、GMOFG、ピジョン、OLCなどが高い。
[ 株式新聞ダイジェスト ] 提供:ウエルスアドバイザー社