16日後場の日経平均株価は、前日比1円79銭安の3万7753円72銭と小幅に3日続落。一方、TOPIX(東証株価指数)が同1.49ポイント高の2740.45ポイントと小幅ながら3日ぶりに反発した。ドル・円が、きのう15日よりも円高方向に振れていることを受け、朝方から売りが先行。日経平均は午前10時7分に、同276円30銭安の3万7479円21銭を付けた。売り一巡後は、値ごろ感や円高一服によって下げ渋った。後場に入り押し目を拾う動きが出て、小幅ながら上げ転換する場面もみられるなど、取引終了にかけて底堅く推移した。
東証プライム市場の出来高は19億5178万株、売買代金は4兆4706億円。騰落銘柄数は値上がりが858銘柄、値下がりは705銘柄、変わらずは69銘柄だった。
業種別では、全33業種のうち12業種が下落、21業種が上昇した。楽天グループ、リクルートHなどのサービス株や、INPEX、石油資源などの鉱業株が下落。日立、ソニーGなどの電気機器株や、三井住友、みずほなどの銀行株も安い。特殊陶、ニチアスなどのガラス土石株や、オリンパス、HOYAなどの精密機器株も軟調。一方、東レ、ワコールHDなどの繊維株や、郵船、商船三井などの海運株が上昇。洋缶HD、三和HDなどの金属製品株や、アステラス薬、第一三共などの医薬品株も高かった。
個別では、ラックランド、ソースネクス、野村マイクロ、ダイコク電、チェンジHDが下落。半面、GDO(監理)、化工機、テクノプロH、明治電機、Pアルファなどが上昇した。
[ 株式新聞ダイジェスト ] 提供:ウエルスアドバイザー社