18日午前10時11分すぎの日経平均株価は、前日比10円程度安い3万9890円前後で推移する。現地17日の米国株式市場は、6月小売売上高が市場予想平均を上回ったことや週間の新規失業保険申請件数が良好だったことなどから、NYダウが続伸、ナスダック総合指数が4日続伸し連日で終値ベースの史上最高値を更新した。朝方の日本株は、米国株高の流れやきのうの堅調な地合いもあり買いが先行。寄り付き直後には、取引時間中としては4日以来2週間ぶりに4万円台を回復した。ただ、買い一巡後は利益確定売りに上値が重く、午前10時2分には同45円07銭安の3万9856円12銭を付けている。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、17日の大阪取引所清算値比115円高の4万45円だった。
業種別では、全33業種のうち16業種が下落、17業種が上昇している。ディスコ、菱重工などの機械株や、MS&AD、東京海上などの保険株が下落。王子HD、北越コーポなどのパルプ紙株や、デンソー、トヨタなどの輸送用機器株も安い。三井不、菱地所などの不動産株や、帝人、東レなどの繊維株も軟調。中部電、東ガスなどの電気・ガス株や、伊藤忠、三菱商などの卸売株も弱い。一方、大和証G、野村などの証券商品先物株や、ノリタケ、ガイシなどのガラス土石株が高い。
個別では、洋エンジ、マイクロニ、キオクシア、アドバンテス、GMOインタなどが下落。半面、アドクリ、宮越HD、WOWOW、JTEC、パルGHが上昇している。
東京外国為替市場では午前10時11分時点で、ドル・円が1ドル=148円台の半ば(17日は148円72−74銭)、ユーロ・円が1ユーロ=172円台の半ば(同172円37−41銭)で取引されている。
[ 株式新聞ダイジェスト ] 提供:ウエルスアドバイザー社