23日午前10時14分すぎの日経平均株価は、前日比1020円程度高い4万800円前後で推移する。トランプ米大統領は現地22日、自身のSNSに日本との関税交渉で15%の課税で合意したと投稿。従来通告していた25%から引き下げられる格好で、輸出株を中心に日本株を買う動きが先行。ややもみ合う場面もみられたが、その後も堅調に推移し、午前10時11分には同1050円15銭高の4万825円07銭を付けている。現地22日の米国株式市場は、NYダウが3日ぶりに反発した一方、ナスダック総合指数は7日ぶりに反落。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、22日の大阪取引所清算値比140円安の3万9610円だった。
業種別では、全33業種が上昇している。トヨタ、ホンダなどの輸送用機器株や、三菱UFJ、三井住友などの銀行株が上昇。伊藤忠、三菱商などの卸売株や、日本製鉄、JFEHDなどの鉄鋼株も高い。中外薬、第一三共などの医薬品株や、AGC、TOTOなどのガラス土石株も堅調。三井不、菱地所などの不動産株や、信越化、富士フイルムなどの化学株、テルモ、オリンパスなどの精密機器株もしっかり
個別では、マツダ、SUBARU、三菱自、竹内製作、曙ブレキが上昇。半面、トランザク、スギHD、インソース、アクシアル、加藤産などが下落している。
東京外国為替市場では午前10時14分時点で、ドル・円が1ドル=146円台の半ば(22日は147円71−73銭)、ユーロ・円が1ユーロ=172円台の前半(同172円61−65銭)で取引されている。
[ 株式新聞ダイジェスト ] 提供:ウエルスアドバイザー社