9日前場は日経平均株価が、前日比106円26銭高の5万688円20銭と続伸。TOPIX(東証株価指数)も同1.52ポイント高の3385.83ポイントと小幅に上昇した。朝方の日経平均は、買いが先行。午前9時9分には、同186円54銭高の5万768円48銭を付けた。その後、戻り待ちの売りに押され下げ転換する場面もみられたが、押し目買いに下げ渋る展開となった。ドル・円相場は1ドル=155円80銭台と、足元ではやや円高方向に振れている。
東証プライム市場の出来高は10億3533万株、売買代金は2兆3437億円。騰落銘柄数は値上がり474銘柄に対し、値下がりは1066銘柄と値下がりが多い。変わらず68銘柄だった。
業種別では、全33業種のうち11業種が上昇、21業種が下落、ほぼ変わらずが1業種だった。浜ゴム、ブリヂスなどのゴム製品株や、塩野義薬、第一三共などの医薬品株が上昇。日立、ソニーGなどの電気機器株や、ディスコ、菱重工などの機械株も高い。デンソー、トヨタなどの輸送用機器株や、郵船、商船三井などの海運株も堅調。SOMPOH、第一生命HDなどの保険株や、伊藤忠、三井物などの卸売株もしっかり。一方、三井不、菱地所などの不動産株や、王子HD、日本紙などのパルプ・紙株、バンナム、任天堂などのその他製品株が安い。
そのほか、学情、KOKUSA、萩原工業、KLab、コニカミノルなどが上昇。半面、UMCエレ、TOA、稀元素、LinkUG、日空ビルが下落した。
[ 株式新聞ダイジェスト ] 提供:ウエルスアドバイザー社