市況(場況)

日経平均は11円安と小反落、寄り高後失速もプライム銘柄の8割超値上がり=9日前場

 9日前場の日経平均株価は、前日比11円39銭安の3万9677円42銭と小反落。一方、TOPIX(東証株価指数)は同8.39ポイント高の2824.93ポイントと続伸した。現地8日の米国株式は、NYダウは続落したものの、ナスダック総合指数とSOX(フィラデルフィア半導体株)指数が上昇。日本株は円安も追い風にハイテク株を中心に買いが優勢となった。ただ、日経平均は寄り付き直後の282円高をピークに、買い一巡後は売りに押される動きが強まり下げ転換。午前10時32分には同115円47銭安の3万9573円34銭を付けた。その後は下げ渋り、前日終値を挟んだ展開が続いた。

 東証プライム市場の出来高は9億4648万株、売買代金は2兆1020億円。騰落銘柄数は値上がり1344銘柄と8割を超えた一方、値下がりは247銘柄にとどまった。変わらずは35銘柄だった。

 業種別では、全33業種のうち5業種が下落、28業種が上昇した。住友電工、フジクラなどの非鉄金属株や、バンナム、任天堂などのその他製品株が下落。NRI、コナミGなどの情報通信株や、ディスコ、菱重工などの機械株も安い。日立、キーエンスなどの電気機器株も軟調だった。一方、出光興産、ENEOSなどの石油石炭製品株や、INPEX、石油資源などの鉱業株が上昇。日本製鉄、JFEHDなどの鉄鋼株や、郵船、商船三井などの海運株、王子HD、北越コーポなどのパルプ紙株も高い。

 個別では、西武HD、アイル、ハニーズHD、ソシオネクス、シンプレHDが下落。半面、JCRファマ、パルGH、GMOインタ、愛知鋼、テスHDなどが上昇した。
[ 株式新聞ダイジェスト ] 提供:ウエルスアドバイザー社

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